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令和6年度かごしま外国人材受入優良企業「知事賞」受賞

主にマンションや病院、介護老人福祉施設など、鉄筋コンクリート構造の型枠・鉄筋工事を手がけています。型枠工事では、施工図面をもとに型枠の形状や寸法を割り出し、加工した型枠部材を作業現場に搬入します。鉄筋工事では図面に基づいて鉄筋を正確に加工・組立を行い、その上からコンクリートを流し込み、強くて頑丈な構造物を作り上げます。今後は元請工事への事業拡大も視野にさらなる発展を目指します。

本社所在地 鹿児島県鹿児島市東谷山7丁目8番22号
電話 099-269-0428
FAX 099-296-1478
資材置き場 鹿児島県鹿児島市直木町5752-
電話 099-278-2872
FAX 099-208-4040

会社設立 1994年9月
代表者 代表取締役 山之内 守
従業員(2024年4月1日時点) 48人
外国人労働者(2024年4月1日時点) 13人(特定技能4人、技能実習生8人、その他く永住者>1人)[国籍:ベトナム、中国]
事業内容 土木工事・建設業

外国人材の受入れ・定着に当たっての取組

キャリア形成につながる取組

入社後2年半をめどに「玉掛」(重い荷物をクレーンで持ち上げる際のフック掛け・取り外し作業)、3年で「型枠支保工」、3年半で「職長安全衛生責任者教育」や「2級型枠工技能士」の資格が取れるよう指導しています。
5年以上の経験を積んだ外国人材の中には、「一級型枠施工技能士」の資格を取得するものもおり、現場では手元作業員ではなく、一人前の職人として接しています。

生活支援の取組

社員寮に入寮する際に、生活必需品を支給しています。特定技能外国人となり寮を出て新たに部屋を借りる際には、保証人となって契約をサポートするほか、自動車学校に通う際の送迎にも対応します。また、日本に来た外国人材が安心して生活できるように、プライベートなことも相談しやすい環境づくりに努めています。

外国人材育成の取組

型枠大工に必要な知識や技能を身につけ、全員がスキルに合わせた資格を取得できるようにサポートしています。
現場では熟練の技能者や先輩が技術面と学科面の両方を丁寧に指導し、翻訳者を交えて日本語や業界の専門用語について説明するなど、本人の意向を尊重しながら学びやすい環境を提供しています。

代表者インタビュー

山之内 守

代表取締役

Q1 なぜ外国人材の受入れを始めたのでしょうか。

一番の理由は将来への不安です。日本の高齢化が進む中で、このままでは現場を支える人材がいなくなるという危機感がありました。最初に外国人材を受け入れたのは今から10年前です。ベトナムからの技能実習生3人を迎え入れたのが始まりでした。そこから積極的に受入れを進め、今では外国人材が、会社の主力として指導者的な立場で活躍しています。

Q2 外国人材を受け入れたことで会社に変化はありましたか。

現在、社で現場に出る従業員の平均年齢は32歳です。建設・土木業界全体で年齢層が上がる中、社では若くてやる気のある外国人材が一生懸命働くことで現場に活気が生まれています。
また、外国人材が現場で活躍することに刺激を受け、日本人の若い従業員も職長を目指して熱心に勉強するようになりました。

Q3 外国人材の受入れに際して苦労した点はありますか。

言葉の違いが最も大きな課題でした。細かなニュアンスが伝わらず、当初は監理団体の通訳を介して意思疎通を図るように心がけました。今では特定技能を取得した外国人材が指導できるまで成長し、現場での言葉の問題はほぼ解消されています。
また、当社では外国人材だけでなく現地で暮らす親御さんを含めた家族ぐるみの付き合いをしています。言葉の壁は高いですが、信頼関係を築くことの方がより大切だと認識しています。

Q4 外国人材を会社に定着させモチベーションを高めるコツは。

私たちは、国籍や育った環境に関係なく一人前の技術者として育てることを大切にしています。現場ではベテランの職長がマンツーマンで指導し、実践的な技能がしっかりと身につけられる環境を整えています。外国人材の多くは、日本でお金を稼ぐだけでなく、技術を習得し将来に生かしたいという強い意欲を持っています。
私たちは本人の意向を確認しながら資格取得に向けたサポートを惜しみません。会社の真剣な姿勢が伝わることで信頼関係が深まり、より良い職場環境が築かれています。

Q5 外国人材を含めてどのような会社にしていきたいですか。

建設土木業界は、外国人材を主力として育てていかないと先がないと考えています。それぐらい日本人を雇うことは難しいですし、なかなか優秀な人材が集まりません。その点、日本語の習得に励みながら資格を取得する人がいることからもわかるように、日本に来る外国人の能力は高いです。
我々は、そうした外国人材の能力を最大限に引き出せるように、知識と技術を教えながら自信を持たせることが大切と考えています。
今後は日本にくる外国人材を鹿児島の建設土木業界を引っ張っていく存在にまで育てられる会社にしていきたいと思います。

外国人材インタビュー

PROFILE
グエン・タイン・ロン
年齢/29歳
出身地/ベトナム・ビンディン省
勤務年数/9年
区『資格/特定技能2号

Q1 なぜ日本で働こうと思ったのでしょうか。

家族のためにお金を貯めたいと思い、日本に行こうと思いました。

Q2 山之内工建に入ろうと思ったのはなぜでしょう。

面接した山之内社長がとても親切で、この社長のいる山之内工建で働きたいと感じました。

Q3 山之内工建はどんな会社ですか。

先輩社員がみんな優しくて仕事を丁寧に教えてくれます。働きやすく、温かい会社だと思います。10年前に技能実習生として山之内工建で働き始めましたが、社長や先輩社員の協力のおかげで、型枠技能士1級の試験に合格したほか、2023年には特定技能2号を取得することもできました。

Q4 鹿児島での生活はいかがですか。

ベトナムと同じように周りの人が親切で、物価も都会より安いので過ごしやすいと感じています。

PROFILE
グエン・チュン・ティン
年齢/23枚
出身池/ベトナム・ピンディン者
勤務年数/2年

Q1 山之内工建に入ろうと思ったのはなぜでしょう。

ロンさんの影もありますが、面接の時に山之内社長と話をしてやさしいと感じたからです。

Q2 山之内工建はどんな会社ですか。

社長をはじめ、先輩の方々がいろいろなことを教えてくれます。失敗から学んで考えながら行動するようになれたことで、仕事がやりやすくなりました。

Q3 鹿児島での生活はいかがですか。

私の故郷の町と似て静かであまり悪くないので、とても過ごしゃすいです。

Q4 将来の目標を教えてください。

職長になって「一級型枠施工技能士」の資格を取りたいと思います。

Q5 鹿児島に来る方へメッセージをください。

鹿児島は、人が優しく気候もベトナムと似ているので、初めて暮らす人にも過ごしやすいところです。鹿児島で一緒に働きましょう。